福岡から発信する「子どもアドボカシー」
ここ福岡でも、子どもアドボカシーの動きが始まっています。
子どもアドボカシーとは、子どもの声を聴き、子どもの権利を守ることができるよう支援することです。
子どもたちが自信を持って自分の気持ちや願いを話せるよう励まし、支援する人がアドボケイトです。
子どもNPOセンター福岡では、昨年9月から連続講座として、51人の仲間とともに「子どもアドボケイト養成講座」を実施してきました。いま、その講座が最初の区切りを迎えようとしています。
子どもたちの生きづらさの裏には、アダルティズム(子ども差別)の構造が存在しています。
その権力構造をトレースしていく過程で、私たちもまた、様々な差別に対して声をあげずに生きてきたことに気付かされるのです。この数か月間、たくさんの仲間と一緒に学んでいくなかで、「アドボカシーはライフスタイルだ」という言葉に多くの人が共感し、心を動かされました。子どもたちに声をあげてほしい、幸せに生きてほしいと願うのであれば、まずは大人自身が、自分の生き方がどうであったか、問い直す必要がある。そのように思うのです。
子どもアドボカシーを進めるために、市民の力によるシステム作りが不可欠です。
福岡では、今二つのフォーラムを予定しています。
一つは、1月13日の公開シンポジウムです。
連続講座のフィナーレとして、学んできたことを講師陣とともに振り返り、ここで得たものや今後に活かしたいことを、受講者とともに話し合います。一般の方も参加可能です。
詳細は以下リンクをご覧ください。
また2月3日には、子どもアドボカシーを牽引するカナダと、市民の手によるアドボカシーを実践してきたイギリスの制度を比較し、日本ではどうか?ということを考えるための企画を用意しました。
この企画では、先進的な例を学ぶことももちろんですが、この国にふさわしいシステムアドボカシーを作っていくための基盤づくりを視野に入れています。福岡に留まらず、全国的に注目される取り組みとなっています。ぜひ、たくさんのお申込をお待ちしております。