“かがやき”は自分の中にある
【テーマ】 居場所づくり
子どもが“かがやき”をとりもどす居場所づくり…
ちょっと長い事業名の活動。いよいよ子どもワークショップが始まりました。
1ヶ月間、6回集中してとりくむ、ドラマワークを通して子どもたちのコミュニケーション力や自己表現を高めていきます。
同時に、参加するスタッフ、実行委員の大人にとっては、子どもの見方や、関わり方をトレーニングすると機会になります。
第1回 の3月30日は、スタッフの子どもを含めて、年少さんの4歳児から新小6という、幅広い年齢の子ども達と参加希望の大人 26人。始まる前からにぎやかでどうなることかと思いました。
はじめに白い紙に家、人、木を描きました。座って絵を描く事から始まったので、いきなりテンションが上がりすぎることなく、始められて良かったようです。
記録係として、子どもの様子を見ながら、これから1ヶ月付き合っていく一人一人を把握しようと見てまわりました。鉛筆を持った途端に描き始める子もいれば、友達に話しかけてばかりで、すすまない子もいます。参加者のはずの保護者も、親の顔で「はやく描きなさい」と言っていました。
みんなが絵を描きあげて、いよいよワークショップの始まりです。
表現教育家の吉柳佳代子さんこと“カヨねえ”の「何でここに来たの?」の問いかけに「選ばれて来た」と応える勇者たち。
その後は小さい勇者もわかりやすい、楽しい遊びがくりひろげられました。
2人、3人と集まる時は、始めは知ってる子やママから離れられなかった子どもも、次第に、知らない人とやってみるのも面白いと思ったようで、1時間もたたないうちに、好きな果物、好きな色で知らない人と仲間になる事が出来ました。
自分の「好き」という気持ちに正直に、人とあわせたりしなくていいんだよ、何が良いとか悪いとかないんだ〜って事を、カヨねえがくりかえし、声をかけてくれました。
相手を観察して、鏡になるワークでは、大人と幼児が真剣に取り組む姿に、拍手がわき起こりました。
全員でやる「だるまさんかころんだ」では、みんなでルールにしたがうことで、楽しくなることも感じられたようです。
小さい子ども達は2時間で終了。
最後の1時間は小3以上の子どもと大人15人による、より複雑なワークでした。
なんとなくみんなと同じにしてれば出来る事ばかりでなく、カヨねえの話を聞いていないと、やり方がわからず楽しめません。
5人組でひらがなや象、自転車をつくりました。
元気いっぱいの男子小学生4人と青年男子の5人組は平面でなく、立体の象や自転車をみんなの身体でつくって、なんと動かしてみせました。
ドッジボールがしたい!という子どもの声に応えて、カヨねえが提案したのが、エア縄跳び、エアボール投げ。
無いはずの縄が見えたり、無いはずのボールを止めたり邪魔したり〜 想像力を働かせました。
全員で輪になって、手を握って信号を送るゲームでは、簡単だけど、なかなか上手くいかない〜だんだん全身で信号を感じようしているのがわかりました。
子どもたちも、無かったはずのボールを投げた事、よそではやったことのない遊びの数々が楽しかったと感想を言ってくれました。
目も耳も身体も、ココロもめちゃくちゃ動かして、ちょっとスッキリした顔で帰っていく子どもたち。
色んな個性があるからこそ、面白いなぁと感じた第1回でした。
さて、次回はどんなことが、起こるのかな?
とても楽しみです。
公民館の横にはレンゲ畑がありました。
実行委員会 記録係:わだっピ
※この取り組みは、2018年度ドコモ市民活動団体助成事業からの助成を受けて実施しています。