「子どもが輝きを取り戻す居場所づくり」レポートを公開します
人は息を吸うのと吐くのが一体になっているのは当たり前のことです。吸うばかりはできません。いくらいい空気、おいしい空気でも、「吸って~吸って~吐いたらもったいない!吐かないで!」と言い続けたら、その人は過呼吸で倒れてしまうでしょう。そういう意味では、吸う事と同じくらい、吐くことも大事です。そしてその「吐く」ことが表現になっているのです。
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2018年度から19年度にかけて取り組んだ「子どもにかがやきをとり戻す居場所づくり」。
ドラマワークという手法を通じ、安心の中で表現することを通して、子どもが本来持っている「自ら成長する力」、なかでも「人と信頼のもとに関わる」という力を引き出そうというものでした。
外からちょっと覗いたくらいでは「何をしているのか分からない」「ただ遊んでいるようにしかみえない」と前評判の高い(?)ドラマワークですが、講師を中心として見守る大人が「何を表現しても否定しない」「どんな表現をしてもいい」という安心感に基づいた場をつくる、ということが、こんなにも子どもたちの豊かな表情や表現、意欲を引き出すことができるのだということを実感できる取組みだったと思います。
ワークショップと並行して、山田眞理子さんによる「表現するってどういうことか」の講話を保護者向けに実施しました。ワークショップの様子を交えながらのお話はとても説得力があり、「よかれと思ってやっていたことが、子どもに息を限界まで吸わせてしまっていたことに気付いた」などの感想が寄せられました。
詳細はぜひ、以下のリンクからご覧ください。