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特定非営利活動法人子どもNPOセンター福岡

子どもからドアを開けてくれる〜そんな大人になりましょう

子どもからドアを開けてくれる〜そんな大人になりましょう

【テーマ】 居場所づくり

11月7日土曜日 2020年度子ども・若者の居場所づくり基礎講座を開催しました。50名以上の参加者を迎え、コロナ対策で窓を全開、椅子の間を空けて座っていただきました。

講座1は、福岡市拠点校スクールソーシャルワーカーの梶谷優子さん。今回はコロナ休校の前後の子どもたちの様子と変化を中心に、不安な気持ちの子どもたちの心を開いていく工夫を話していただきました。子どもたちは、ルールばかりが増えている学校で、精一杯頑張っています。これ以上、ガンバレなんて、言わないでという言葉が、胸に迫ります。

梶谷さん自身が、子どもの明るい顔が見たくて、始めた「鬼滅の刃 折り紙教室」や、「のび太になろう」と題して始めたお昼寝タイムのエピソードは、目の前にいる子どもたちを思う気持ちにあふれていました。

 

写真は梶谷さんお手製の鬼滅の刃の折り紙。梶谷さんのFacebookからお借りしました。

ふりかえって、地域の居場所では、何ができるか〜考えて、実践していきたいですね。

 

講座2は、佐賀県放課後児童クラブ連絡会の石橋優子さんに、地域で、居場所として、子どもと共に過ごす大人は、どうあるべきか?子どもがそばにいてもらいたい大人とは、どんな大人か?を、居場所の現場の状況から日本の施策、国際的な子どもの見方まで、幅広く示して話していただきました。

子どもに関わる人は、自らの育ちや子育て経験、ずーっと昔に学んだ事で、止まっていてはいけない。子どもを取り巻く環境、そこで育つ子どもの成長発達を知り、学び続けてこそ、心地よい場を作ることが出来ます。

一人ひとりがシートに書いた「子どもの頃に好きだった大人」に、自分がなれるようにと心に刻んだ講座でした。

 

最後の、1時間はコロナ禍で、やってもイイものかと最後まで悩んだ交流会でした。マスク着用は徹底していただきましたが、講座からの気づきから、日頃の悩みまで、それぞれのテーブルで、多様な意見交換が出来たようです。

コロナ禍にあって、人を集める事の是非に揺れながら、決行した講座でした。今だからこそ考えたい、学びたいと沢山の方に参加していただき、主催者としてとても嬉しく思いました。

私自身も、 子どもが内側からドアを開けてくれる大人、良い記憶に残る大人になれるように、学び続けようと思います。先ずは「鬼滅の刃」のビデオを観ることからはじめます。

 

 

 


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Kimiko WADA

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